EFFORTS
技術向上への取り組み技術向上への取り組み

カナン技術研究所について

「速く・高く・美しく」への挑戦

弊社は、課題へ速い対応をし、開発目標を高く掲げ、成果は論理的に美しく世の中で広く使ってもらえる技術開発と、実のある知的所有権の獲得を目指し、2017年4月にカナン技術研究所を設立しました。
同研究所は「路面下の声を聴く」のテーマのもと、事業の技術的大黒柱である物理探査などの探査技術と新技術導入、既存技術の伝承と新技術の開発を目的とし、最大の課題である3次元地中レーダ探査技術の高度化をはじめ、いくつかの課題に取り組んでいます。
 
高度成長期に建設した道路・橋梁・トンネル等の社会インフラ設備は、経年変化の対応を必要としてきています。中でも路面下の構造物や空洞については、目視できない世界をレーダであたかも人体の断層撮影を撮るように探査し、劣化状況の概要を把握する必要があります。空洞を正確にとらえるため、弊社は位置特定性に優れたレーダ探査技術「地中レーダ3次元モバイルマッピングシステム GMS3」を開発しました。現在は、GMS3をより使いやすい装置にすべく開発を続けています。
 
同研究所設立後、3件の特許を申請(2018年6月現在)し、研究においては、2018年6月にスイスで開催されたGPR2018で研究成果を発表しました。また、2018年度から愛媛大学工学部と連携し基礎研究も進めています。

研究所所長 馬場 務

プロフィール

1983年3月に北海道大学博士課程(指導教官はノーベル化学賞受賞の鈴木章教授)終了後、日立製作所エネルギー研究所入社。以来2016年3月原子力規制庁退庁まで一貫して原子力の研究(廃棄物処理と非破壊検査)・安全規制に従事。2016年5月にカナン・ジオリサーチ入社し、路面下空洞調査に関する研究開発担当。2018年4月より愛媛大学防災研究センター教授を併任。工学博士。

GMS3

技術検証

技術検証

路面下探査技術の信頼性向上に向けての協働

インフラの老朽化対策に官民挙げて取り組むため、国土交通省が先導して立ち上げた「インフラメンテナンス国民会議」に、弊社は準備会より参加し、設立時からのメンバーとなっています。
 
道路管理に欠かせない「レーダを用いた路面下空洞調査技術」は、その高い革新性と歴史の浅さにより、参加各社が独自の技術開発を行っているため、相互に検証しあえる環境にないという問題を抱えています。そこで、現在、国土交通省は技術検証のための実証実験を実施しており、弊社もこれに参加しています。
弊社の理想とする技術のあり方は、各社で相互に検証しあえるというものであり、レーダを用いた路面下空洞調査の規格の統一と検査データの共有化を図るという目標に向かって邁進しています。

学会・国際会議への参加や展示会など技術PRの取り組み

学会・国際会議への参加や技術PRの取り組み

路面下情報の信頼性向上を図り社会貢献

技術開発は閉鎖的な環境で実施すると、研究者気質の特徴から、とかく井の中の蛙になりがちです。カナン技術研究所は「論理的に美しく世の中で広く使ってもらえる技術開発」を目指しており、広くから叱責やアイディアをいただきたいと考えています。そのために、研究途中段階での学会発表、国際会議への参加及び展示会などのPR活動を積極的に実施し、オープンイノベーションを推進しています。
 
技術の開発や向上は路面下情報化の信頼性向上につながり、世の中で広く使ってもらえる技術開発を通して社会に貢献していきたいと考えています。

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